
Case Studies
しくみ化コンサルティングによる解決事例
Case Studies
解決事例
しくみ化コンサルティングによって、多数の経営者様の事業の問題を、多角的に解決してきました。
こちらはほんの一例です。
何から手をつけていいかわからない。一度、整理をしたい。という経営者様の解決事例
解決したい課題
何から手をつけいいかわからない。一度、整理をしたい。
背景
これまで様々な施策に取り組んできたものの、1つ解決すると次の問題が発生。
業務は一時的に改善するが、年々忙しさが増し、課題が山積みの状態に。
実施したコンサルティングの内容と変化
最初の1ヶ月はヒアリングを中心に実施。
「なぜこのビジネスを始めたのか」「今後どうしたいのか」「理想の人生・プライベートの姿は?」など経営者個人の想いを深掘りしました。
その結果、これまで気づかなかった視点が見つかり、優先順位が整理されました。水野さんと一緒にディスカッションをする中で、自分が考えていなかった視点がみつかり、やるべきことが明確になり、業務のしくみ化が順調に進行しています。
業種:経営者全般
社員数:1~250名
事例年数:コンサル1年目
売上が波のように上下する状況を解決し年商1億円突破した事例
解決したい課題
売上に波があるので、安定させたい。
背景
短期的な販促活動に頼り、売上が波のように上下する状況が続いていました。
実施したコンサルティングの内容と変化
理念体系の確認後、商品を4つの分類(集客商品・利益商品・継続商品・あこがれ商品)に分け、利益を最大化する商品に注力。1年間の販売計画を立て、6ヶ月単位で販促イベントを準備。これにより売上が安定し、年商1億円を突破しました。また、お客様リスト運用やリピート・紹介設計も改善し、毎年億を超える売上を達成できるしくみをつくることができました。
業種:講座・協会ビジネス
社員数:10名: 受講生数:1000人
事例年数:コンサル1~3年目
事業を委任・承継する人材のしくみ化事例
解決したい課題
事業を委任・承継したいが、人材がみつからない
背景
社員の中に候補はいるが、横並びで選べない
実施したコンサルティングの内容と変化
会社を運営するためのマニュアル(会社のトリセツ)を作成することに注力。人依存の状態を、しくみで運用できる状態に移行。トリセツにより会社の業績も向上、売却もできるレベルになりました。
業種:医療小売業
社員数:200名
事例年数:コンサル1年~3年目
「お客様とスタッフの離脱がとまらない」という経営者の悩みを解決
解決したい課題
お客様とスタッフの離脱がとまらない
背景
事業の急拡大で、ある時点から離脱が進み、補充しても離脱の繰り返し。
お客様の離脱、スタッフの離脱の両方が起こっている
実施したコンサルティングの内容と変化
提供サービスの質の低下、人のスキル依存によるサポート体制により、提供価値が下がり、お客様、スタッフ両方に不安が起きていた。募集の形態を、メリット重視から、理念+メリットにして、感情と機能の両輪を伝えるスタイルに変更。
あわせてお客様満足のしくみの見直し、スタッフの人材育成プログラムを見直し。感情的価値と機能的価値の両方をしっかり提供できるようになり、再成長の流れに乗ることができました。
業種:講座ビジネス
社員数:500名
事例年数:コンサル1年~2年目
経営者が現場業務から抜け出せない状況の解決事例
解決したい課題
現場業務から抜け出せない
背景
経営者が業務の中心にいるため、組織全体が依存体質に。
実施したコンサルティングの内容と変化
自走型の組織づくりを目的に、理念を中心とした人材育成プログラムを構築。6ヶ月で、スタッフが自主的に行動する組織に変化。1年目を経過する頃には、スタッフからの提案が増え、業務改善が進行。経営者が関わらずとも成果を出せるしくみが整備されました。
業種:講座・協会ビジネス
社員数:15名
事例年数:コンサル1~2年目
停滞感がありモチベーションがあがらない組織の解決事例
解決したい課題
モチベーションがあがらない
背景
コロナ以降、組織に停滞感がありモチベーションがあがらない
実施したコンサルティングの内容と変化
水野さんとセッションをしながら原因の分析をおこない、今までのルール重視の組織スタイルから、理念や価値観をベースにした、自走型のスタイルに変更。モチベーションをあげずに、自然にあがるしくみ作りを意識。受講生とスタッフの両方に研修を行いながら、1つのまとまるチーム化に成功。各自が個性を活かしながらも、協調性の高い雰囲気ができ、皆が明るくなりました。
業種:協会ビジネス
社員数:2000名
事例年数:コンサル1年~2年目
多店舗展開で売上を伸ばすことは可能だが限界を感じる経営者の解決事例
解決したい課題
多店舗展開で売上を伸ばすことは可能だが限界を感じる
背景
売上は伸びているが、このままの拡大は組織崩壊の不安がある
実施したコンサルティングの内容と変化
まずは、現状の把握、原因の特定から取り組みました。理念、売上が上がるしくみ、人材育成プログラムはできているが、一貫性のある運用のしくみができておらず、作成したものが機能していないことが判明。
理念体系の見直しと、業務の再構築を実施。特に運用のしくみと自走型の人材育成プログラムを整備。上級スタッフを中心とした研修を導入したことで、彼らの主体性と責任感が向上。現在は、彼らが店長に指導し、成果の見える運用体制が進んでいます。
業種:店舗ビジネス
社員数:250名
事例年数:コンサル1年目
店舗拡大が停滞してしまった事業に対しての「拡大計画」の再設計事例
解決したい課題
店舗拡大が停滞し、拡大計画を見直したい
背景
7店舗まで順調に拡大したものの、そこから先に進めず停滞。人材育成体制、店舗サポートのしくみに限界が見えていました。
実施したコンサルティングの内容と変化
まず現状を徹底的に分析し、根本原因を特定。理念体系を見直し、浸透するしくみを構築しました。「なぜこのビジネスをしているのか」「どんな人の役に立つのか」という問いを経営陣で再考し、存在意義を再確認。それを店長たちにも共有することで、組織全体が活気づきました。
さらに、店舗サポートの専門チームを新設。スタッフの役割を明確化することで心理的負担を軽減し、集中力を向上。組織全体が明るく前向きに動き出しました。
次のステップ
理念に基づいた採用と育成体制を整備し、さらなる拡大に向けた準備を進めています。
業種:店舗ビジネス
社員・パート数:30名
事例年数:コンサル1年目
人材不足と販路が限定されたことによる物販販売の低迷の解決事例
解決したい課題
物販の販売数を増やしたい
背景
主事業との併用もあり人材不足、販路も限定されていました。
実施したコンサルティングの内容と変化
今後の展望を明確にした後に、商品分析を実施。商品のニーズや独自性を再定義し、新たなコンセプトを策定。販路を広げるために大手量販店をターゲットにした販売のしくみ構築を開始。テスト店舗での成功事例をもとに、販路を拡大し、わずか6ヶ月で月商1,000万円を達成。取り扱い店舗も100店舗を突破しました。
業種:健康・美容系物販ビジネス
社員・パート数:7名
事例年数:コンサル1年目
受注増加に対応しきれず機会損失をしている事業の改善事例
解決したい課題
受注増加に対応しきれない
背景
受注は増加したものの、対応体制が追いつかず業務が停滞。
実施したコンサルティングの内容と変化
理念体系を基盤に、需要に対応できる仕組みの複製を実施。受注から対応までのプロセスを仕組み化し、人材育成体制を強化。これにより、受注力と対応力が向上。結果として年商は20億から34億、さらに55億へと毎年大幅に成長しました。
業種:製造業
社員・パート数:80名
事例年数:コンサル1~3年目
仕事が集中し、プライベートの時間が取れない経営者の解決事例
解決したい課題
経営者に仕事が集中し、プライベートの時間が取れない
背景
売上は好調ながら、経営者の責任感から業務を抱え込み、家族や自分の時間を確保できない状態。
実施したコンサルティングの内容と変化
理念と今後の展望のヒアリングのあと、経営者の特性分析も実施。特性分析をふまえて、外注スタッフを活用した組織づくりを選択。自社に合った自走型人材育成プログラムを構築。その結果、外注チームと受講生コミュニティが活性化し、時間的余裕が生まれました。月イチ旅も実施できるようになり、幸せな仲間作りを目指しながら、年商レベルを次のステージに上げる施策を展開中。
業種:女性専用スクールビジネス
外注スタッフ:数名
事例年数:コンサル1年目
常に連絡が来る状態で、戦略を考える時間も取れない経営者の時間コントロール事例。
解決したい課題
365日休みなし、何かあると自分に連絡がくる。2ヶ月先のことも考える時間がない。
背景
日常業務が経営者に集中し、戦略を考える時間が不足。
実施したコンサルティングの内容と変化
業務を見直し、「経営者にしかできない仕事」と「委任できる仕事」に分類。自分にしかできないと思い込んでいた仕事を委任。仕組み化を進めた結果、働く時間を1/10に短縮。これにより、長期的な戦略を練る時間が確保できました。
業種:卸売業・小売業
社員・パート数:30名
事例年数:コンサル1~2年目
属人的な組織運営で将来に危機を抱える経営者の解決事例
解決したい課題
組織のみなおし
背景
創業後、25人まで成長した社員が、属人的な組織運営でほぼ全員退職し、2人まで減少。
実施したコンサルティングの内容と変化
理念体系とビジョンの見直しを実施。人を変える文化から、問題を起こす仕組み自体を改善する文化へと組織文化を転換。結果、30名を超える規模に回復し、今では、会社の方向性を考えたり、新規事業の立ち上げなど、経営者の望む仕事に集中できています。
業種:WEBプログラム開発業
社員・パート数:30名以上
事例年数:コンサル1~2年目
Case Interviews
事例インタビュー
ここからは、理念ベースの経営がうまくいった例を、私の著書、「経営しくみ化大全」より抜粋してご紹介します。私のクライアントの事例、うまくいっている事例などをご紹介しています。
キリンビールV字回復の原動力は、理念のしくみ化
元キリンビール代表取締役副社長 田村潤様
解決したい課題
売上を向上させたい
事例インタビュー
キリンビールV字回復の原動力は、理念のしくみ化
元キリンビール代表取締役副社長
田村潤様
キリンビールがトップシェアを奪回できたのは、ヒット商品があったからではありません。
理念のしくみ化ができ、社員の心の置き場を変えられたからです。
理念実現を目標にするとすべてがうまくいくことに気づき、理念のしくみ化に取り組み始め、あらゆる活動について、「目標数値の達成」から「理念を実現するためのもの」というように、意味合いを変えていきました。
そのときにわたしが掲げた高知支店の理念は、
「キリンビールを飲んでいただき高知の人にしあわせになってもらう」です。
数字達成には燃えなかった社員たちも、この理念には燃えていました。
理念によるマネジメントは、構造を明確にしないと取り組めません。
人の本質は同じですから、しくみさえできれば、10人のマネジメントも4,000人のマネジメントも同じ現象が起こせるのです。
業種:小売業
社員・パート数:15名〜4,000名
さらに詳しく知りたい方へ
水野加津人の著書「経営しくみ化大全」にて16ページにわたりご紹介しています。
外注で離職率ゼロのチームを実現!
株式会社マイレボリューション代表 西口まゆこ様
解決したい課題
忙しさからの脱却・自走式の組織を構築したい
事例インタビュー
外注で離職率ゼロのチームを実現!
ダンス教室専門集客コンサルタント兼ベリーダンサー
株式会社マイレボリューション代表
西口まゆこ様
経営では、大きく2つのことを大切にしています。
まずひとつ目は、理念です。
わたしの場合、とくに「なぜわたしがこのビジネスを始めたのか?」という動機を大切にしてきましたが、水野さんのコンサルで理念の重要性がより明確になりました。
そして現在は、理念を大きく打ち出したことで共感してくれる人が増え、多くのアカデミー生が成果を出し、卒業後の継続コースへ上がる人も増えています。
経営で大切にしている2つ目は、場づくりのリーダーシップです。
ここでお伝えする「リーダーシップ」は、誰かを引っ張っていくのではなく、仲間を増やしていくような感覚をイメージしています。
ですから、経営者とメンバーとの垣根をなくし、一緒に夢を叶える仲間を増やす感覚で運営することを心がけています。トップダウンをなくしてからのほうが、チームが主体的に動けるようになってきています。
また、外注チームをつくるときも、仲間を増やす感覚が大切です。
・しくみで役割分担を明確にすること
・わたしの理念に心から賛同してくれていること
この2点を押さえておけば、大きなトラブルは起きないはずです。
「離職率ゼロのセールスチーム」がわたしたちの強みです。
離職率ゼロの理由は、楽しく仕事ができるからでしょう。
わたし自身、ノルマのプレッシャーがあるだけでパフォーマンスが落ちるタイプなので、ノルマを設けないようにしています。ノルマをなくしたことで「みんなで協力しよう」という雰囲気が増しました。
業種:スクール事業
外注で組織をつくり、ダンス教室のオーナーをサポート中
さらに詳しく知りたい方へ
水野加津人の著書「経営しくみ化大全」にて12ページにわたりご紹介しています。
人が集まり永続する組織をつくりたい
catch the web グループ代表 横山直宏様
解決したい課題
人が集まり永続する組織をつくりたい
事例インタビュー
お客様が増え、継続したくなる秘訣とは?
Catch the Web グループ代表
経営者向けマーケティングコミュニティYCSなど10社経営
横山直宏様
WEBマーケティングコミュニティYCSは、10年で600人以上の会員が参加しています。
受講料が高単価でありながら順調に会員数を増やし、よい成果を出している理由は「楽しく学べる環境」をつくっているからです。
会員数を増やせているポイントは、定期的に会員募集を実施しているからでしょう。入る人数を増やし、退会してしまう人数を抑える取り組みをし続けています。当たり前のことに思えるかもしれませんが、ここはとても重要なポイントです。
もうひとつの工夫は、契約形態です。
弊社のサービスは、初年度だけ1年間契約とし、2年目以降はいつでも辞められるように毎月更新のサブスクリプションのシステムにしています。この方法によって、2年目以降の継続へのハードルを下げ、契約更新する人を増やしてきました。
値段設定もバランスが重要です。2年目以降は1年目よりも安価にし、「この金額だったらずっと継続したいな」と思える価格にしています。
会員数を増やすには、コミュニティを充実させることも重要です。
インターネットは変化のスピードが速いので、最新のコンテンツを知りたい人はかならずいます。
「ここにいたら最新の情報が入ってくる」
「何かあったときに困らないためにいよう」
と考える人たちを、一定数確保し続けることが大切なのです。
もうひとつ大切なのは、情報だけでなく仲間がいるという環境です。
「仲間が一緒にいるから楽しい」
「ここにいるとやる気が出る」
ということが、環境の価値だと考えています。
コンテンツとコンテクストの両方を揃えることで、「ここにいたいな」と思っていただける環境をつくれるのです。
業種:サービス業
経営者向けコミュニティ会員数:600名以上
さらに詳しく知りたい方へ
水野加津人の著書「経営しくみ化大全」にて12ページにわたりご紹介しています。
経営者が不在でもまわる組織をつくる。トップ不在でも自走する組織づくりに成功
有限会社ファイブアローズ 取締役 岩下 由加里様
解決したい課題
経営者が不在でもまわる組織をつくる
事例インタビュー
理念を浸透させれば経営者不在でも組織がまわるようになる
100名の組織でトップ不在でも自走する組織づくりに成功
介護事業をメインに、4つの事業所を運営。
有限会社ファイブアローズ 取締役岩下 由加里様
介護職員になる人たちは、しくみやマニュアルといったものがあまり好きではありません。
人間関係をとても大事にしており、人が好きという人がほとんどなので、わたしの望むスピードや方法で行うと「ついていけない…」と不安になったりしてしまいます。そのため、従業員の皆さんに合わせてスピードを調整しながら、しくみ化を進めてきました。しくみ化は、従業員の視点に合わせてやっていくことが成功のカギです。
面談でも機能面としてのしくみと感情的なフォローをバランスよく取り入れていることが、わたしたちの特徴です。
現在の理念は、社長である弟の「フェリーチェケアサービスをやりたい」という想いからつくられています。
フェリーチェとは、イタリア語で「しあわせ」という意味です。
わたしたちは「利用者も家族も働く職員もしあわせな介護を目指す」という想いで、フェリーチェケアサービスを提供しています。会社創業と同時につくったこの理念を、しくみやマニュアルにどのように反映させるかをずっと考えてきました。
何かあるたびに、
「それって、みんなにとってフェリーチェ?」
「わたしたちのフェリーチェは何だろう? フェリーチェではないことが目の前で起
こっていませんか?」
と質問し、ディスカッションすることを心がけています。
このような環境をつくることで、考えて動く習慣が身についていくのです。
理念は伝え続ければかならず浸透する
当社が掲げる理念に使われている、「フェリーチェ(しあわせ)」は、ふわっとした言葉です。
それは、「何をしあわせとするのか」をあえて明確にしていないからです。
でも、理念を現場のルール、手順、マニュアル、しくみにどのようにつなげるのかを常に考え、「うちの会社はこうします」「こういう商品・サービスに取り組みます」と明言することを心がければ、はっきりとした内容として伝わり、浸透していきます。
みんなで議論できる環境づくりを経営者が意識しましょう。
業種:介護事業
100名の組織をほぼ出社せずに運営中
さらに詳しく知りたい方へ
水野加津人の著書「経営しくみ化大全」にて10ページにわたりご紹介しています。
組織の成長、お客様に希望を与えるしくみの構築
リプラスアジア株式会社 代表取締役 軸丸 翔様
解決したい課題
組織の成長、お客様に希望を与えるしくみの構築
事例インタビュー
血の通う温かい組織でより多くのお客様に貢献していく
海外法人にて45名の組織でフルフレックス、フルリモート、フル業務委託を実現
リプラスアジア株式会社 代表取締役
軸丸 翔様
会社のコアバリュー(大切にしている価値観)は、商材を通して、お客様に希望を感じていただけることです。そのためにも、わたしたちはホスピタリティも大切にしています。
相談に訪れるお客様は、広告でのお悩みや、ビジネスでつまずいて大変な思いをされている方が多いため、病院のようなイメージでお客様の対応をしているのです。そしてお客様に希望を感じていただき、何か持ち帰っていただけることをとても意識しています。
以前は、理念が大切だとは聞いていましたが、当時のわたしにはそこまで大事なものとは思えていませんでした。
そのため、会社のコンセプトやコアバリューはあっても理念はつくっていなかったのです。
いまでは、理念としくみを常にブラッシュアップし続け、社内の勉強会や全社会議のタイミングでみんなに共有しています。
理念をつくったことで組織のレベルが上がり自由度が増し、血が通う組織ができる。理念やコアバリューを持たずに働くと、軸がないので何のために働いているのかよくわからなくなってしまうでしょう。わたし自身、以前は自分の時間に血が通っていなかったと感じています。
私たちも、いいときばかりではなく大変な時期もありました。
おかげさまで現在は回復しましたが、理念やコアバリューがなければ、苦しいときにスタッフさんやクライアントさんが一緒にがんばってはくれなかったかもしれません。
スタッフの人数が増えてきたときには、意識の統一ができず、お客様対応がずさんになっていたはずです。現在は「さあ世界を驚かせよう」というキャッチコピーを掲げて皆で活動しています。
業種:広告運用業
海外法人で45名の組織をフルフレックス、フルリモート、フル業務委託で運営
さらに詳しく知りたい方へ
水野加津人の著書「経営しくみ化大全」にて11ページにわたりご紹介しています。
感情の可視化でお客様と従業員に価値提供。利益率業界平均10倍を17年継続中。
株式会社CHIMJUN代表 ほか3社経営 岡城良太様
解決したい課題
ビジネスを右肩上がりにする
事例インタビュー
感情の可視化でお客様と従業員に価値提供できる会社をつくろう
7店舗を自走型の組織にし、利益率業界平均10倍を17年継続中。
株式会社CHIMJUN代表 ほか3社経営 岡城良太様
現在4社の経営に携わっていますが、わたしがもっとも大切にしていることは、お客様と従業員に「価値提供ができるかどうか」です。
価値観を共有できる集団であるからこそ、お客様に価値提供ができると考えています。たとえば、従業員がわたしと同じ価値を感じることができていなければ、わたしがお客様に届けたい価値を届けることはできません。
会社の価値共有は「お客様に対して価値があることだから、皆さんで実践してくださいね」と伝えるだけでなく、従業員自身が感じている価値とうまくリンクさせていくことが重要です。
それが、「会社に言われたからやる」のではなく、「これは価値があることだから、やらない理由はないよね」と行動できる集団になる秘訣なのです。
従業員と価値観を共有する際は、感情の可視化に取り組んでいます。感情の可視化とは、目に見えない「気持ち」や「感情」を言語化し、本人にも気づかないズレに気づいていく方法です。
昔は、「飲みニケーション」が接触頻度を高めるツールでした。でもこれは、価値の提供ではなく、押しつけになってしまう危険性があるのです。
一方的な方法では、価値観の共有はできません。あくまでも相手の価値観と会社の価値観をリンクさせたうえで、行動に落とし込んでいきましょう。
理念経営は、わたしも最初からうまくできたわけではありません。振り返ってみると、創業当初の理念は借り物でした。正解を求めて、尊敬する松下幸之助さんが掲げている理念を入れてつくったのです。
ただ、自分の言葉ではないため、掲げてはいるものの心が入らず、現場にも浸透しませんでした。
現在の理念は、感情の可視化を通して自己理解を深めた結果、自分が大切にしている価値観を言語化してつくったものです。
自分の言葉でつくっているため、覚えておかなければいけないことではなく、自分に染みついている存在になっています。こちらの想いがきちんとお客様に届くように、従業員やサービス、パッケージに理念がきちんと行き渡っていることを大切にして、日々経営を行っています。
業種:サービス・小売業
理美容室4店舗、エステ3店舗、飲食店1店舗を運営
さらに詳しく知りたい方へ
水野加津人の著書「経営しくみ化大全」にて21ページにわたりご紹介しています。
【水野コメント】
こういう方は非常に多いです。がんばって色々な打ち手に取り組んでらっしゃいますが、集客・売上優先、部分的な解決法といったものが多く、根本的な解決になっていないと、おこなうごとに課題がアメーバのように広がってしまうのです。解決先は、あらためて経営者の想いを尊重しながら、全体を俯瞰し、整理することが必要です。ビジネスは人生を豊かにするための手段であり、その想いを実現するしくみを一緒に構築します。